ハーグリムが示した出口は、入り組んだ地下の別の場所につながっていた。出発する前に、ソエゴの運命を確かめることにした。
彼の部屋に行く途中に、新たに覚えた〈
「わお、大将……べっぴんさんじゃないか。こんな可愛らしい娘さんには、なかなかお目にかかれるもんじゃないよ」
「まあ、この
「そうそう、オレが探してるのはそういう……おい!」
モーテが勢いよく私のほうを向いた。
「オレを皮肉ってるのか?」
モーテをからかうことができたのは、これが初めてだった。ゾンビに質問してみると、彼女の言葉を簡単に理解できることが分かった。しかし彼女の心は体と同じようにゆっくりで、新しいことは学べなかった。
ソエゴの部屋には彼の死体があった。死体はミイラになり、放置されている。少しだけ哀れに思いつつも、
ハーグリムが話していた〈溺れた国〉と呼ばれるエリアに入った。この地をうろつくグールは、〈死者の国〉のための斥候の役割を果たしている。
このエリアにはグールに加えて、ヴァルグイユと、巨大な白いリザードであるトロコポトカがはびこっていた。ヴァルグイユの群れを退け、くるぶしまで水につかりながらたどり着いた区画で、栓がゆるんだ小瓶が落ちているのを見つけた。中の水を出すためにひっくり返すと、水が流れ、流れ、いつまでも止まらない。石の顔のグリヴが話していた、魔法の水の小瓶に違いない。
さらに二体のトロコポトカを殺した後に、ファロドの収集家の死体に出くわした。彼はたぐいまれなる技量を持っていたに違いない。ここまでたどり着いただけではなく、青銅球を見つけていたのだ! それを死体から取り上げ、調べてみた。直径