プレーンスケープ トーメント 非公式小説

ソエゴの運命

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 ハーグリムは湧き上がる恐怖を感じた。あのよそ者の、ソエゴに関する話は真実かもしれぬ。仮にソエゴがあの重大な秘密をわずかにでも知り、敵に伝えていれば? ハーグリムはすぐに仲間を集め、ソエゴを見つけ、そしてソエゴの居室に戻った。そこで彼は、ソエゴと対峙した。

「ソエゴよ、汝が〈一なる多〉と結託していると、耳にしたのだが?」

「なに?! 虚偽だ! 酷い噂だ! 嘘だ!」

 彼はそう答えたが、汗を流しはじめた。

「〈沈黙の王〉の大祭司に、嘘をつこうというのか?」

「違う! いや、ハーグリム、決してそんなことは……」

 ソエゴが動いたが、ハーグリムが行く手をさえぎった。

「日記はどこだ? 見せてみろ。〈沈黙の王〉の眼前で、汝の無実を証明せよ」

 追い詰められたことに気づいた彼は、訴えはじめた。

「ど……どうか……どうか慈悲を、ハーグリム……」

「ソエゴよ、ここでは〈死者との停戦デッド・トゥルース〉が汝を守るだろう。だが汝が地下墓地カタコンベを離れることはない。残りの日々……ここで独り、大切な“真なる死”の探求を続けるがいい。さらばだ」

「だが……お前になど……ガァアアア!」

 ソエゴは激高し、人のようなネズミに変身した。

「話を聞け、生者よ。汝を守るのは〈停戦トゥルース〉だけだ。唯一の盾を、そう軽率に捨てることはない」

 しかしソエゴは、もはや話を聞ける状態ではなかった。

 ワーラットは叫んだ。

「俺は囚われない! 死ねッ!」

 ハーグリムは呪文を放ち、一歩も近づかれることなく殺害した。そしてしばらくのあいだ、静かに死体を見下ろしていた。

「終わった。〈沈黙の王〉がいつまでも、かような不浄から我らを守らんことを」


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